抑うつ的になっている人というのは、当然仕事に対してもあまり意欲を持てないものである。
ときに、「仕事をやっているのではなく、やらされている感じがする」という発言に出会うことがある。
このような思いは、仕事がおもしろくないと感じている人の多くが抱いていることだろう。
(中略)
私たちは、ついつい現在の自分の不遇を嘆いてしまうが、その嘆きはけっこう贅沢なものであることに気づいていない。
嫌いな勉強であっても、それができない環境のほうがずっと不幸なのである。
仕事にしても、忙しいうちが華なのだ。
引用:こころがホッとする考え方(すがのたいぞう著)より

最初の仕事も、その次の仕事も、かなり忙しい仕事でした。
特に最初の仕事は、超ブラック企業といわれるくらいの労働環境でした。
朝8時頃に出社し、昼休憩もほどほどに、帰宅するのはいるも日付が変わる頃でした。

1日の労働時間は、15時間くらいでした。
そのときの僕は、仕事に対して『やらされている』と感じていたと思います。
こんなに長時間働いても、残業代すら出してくれませんでしたから。

どれだけ頑張っても評価されることはなく、会社は若手のやりがいを搾取しているのだと。
結局僕は体調を壊し、3年経たずに退職しました。
その後は1年くらいふらふらしたり引きこもっていて、自由な時間が増えました。

何をしてもいい、最高の時間が待っていると考えていました。
しかし、そうではありませんでした。
忙しくなく、やることは特になく、何でもしていい。

それは一見しあわせに思えるかもしれませんが、決してそのようなものではありませんでした。
たしかに最初の仕事は忙し過ぎて、心身を故障するくらいの超ブラック企業でした。
その会社でずっと働くことが、自分にとって良かったとは思いません。

でも、仕事があることはしあわせなことなんだなと、改めて感じさせられました。
では、またー🐳
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