ガンなどの病気になった人の手記を読むと、多くの人は、それまでとは違う気持ちで毎日に臨むようになるということである。
マンネリ化した日々を過ごしていると自覚している人であっても、もし自分の余命が幾ばくもないとわかったときには、その時間感覚はぎゅっと凝縮されるにちがいない。
そして、一日一日をもっと大切に過ごすようになることだろう。
「毎日がつまらない」と言う人がいる。
それは、充実した日々を過ごしたいという思いの裏返しであろう。
ならば、「今日で自分は死ぬかもしれない」というくらいの気持ちで毎日を生きてみたらどうか。
引用:こころがホッとする考え方(すがのたいぞう著)より

だらだら過ごすことが好きな僕にも、充実した日々を過ごしたいと考えることがあります。
だらだらした時間と、生き生きした時間の、オンオフの区別がある毎日。
僕は実際に死にかけて、もっと生きたいと思えるようになりました。
でも、それがずっと続くかというと、そうでないこともたまにあります。
死にかけて最初の頃や、気持ちが昂っているときは、比較的充実した日々を過ごしていると思います。
しかし、死にかけて数年経ったり、気持ちが落ち込んでいるときは、つまらない毎日を過ごしていると思います。
昔、末期ガンで治療をしている高齢の方と知り合うことがありました。
その人は、とても元気に振る舞っていて、いつもみんなを笑顔にしていました。
すれ違う人みんなに話しかけて、あたかも自分は病人ではないような振る舞いでした。
まだまだ若い僕も、その人に元気を貰いました。
きっとその人の時間感覚はぎゅっと凝縮されて、一日一日を大切に過ごしていたんだと思います。
2021年の最初の1ヶ月も、そろそろ終わりに近付いています。
みなさんはこの1ヶ月間、どんな風に過ごしましたか?
では、またー🐳
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