わたしはこれまで歩きながら五感を鍛えてきた。
しっかりと景色を見る、音を記憶する。
匂いを嗅ぐ。
水の冷たさや、樹肌の暖かさを感じ取る。
そして、季節季節の旬を味わう。
そんなふうにして歩く中で季節を繰り返してきた。
五感を鍛えるなどという言い方はやや大げさかもしれない。
わたしがしてきたことは、これまで書いてきたようなことだけだ。
一言で言えば、意識して歩いてきたということで、その気になれば誰でもできることだ。
理屈っぽい言い方になってしまうが、意識して歩けば誰でも五感が鍛えられるということになる。
(中略)
自然の中で楽しく五感を鍛えていけば、さらに美しい世界が見えてくるのではないかと思うのだ。
探究心はまだまだ止まらない。
何かを追い求めている限り、楽しく歩き続けられるのではないかと思っている。
引用:歩くとなぜいいか?(大島清著)より

最近歩いていて思うことが、「自分って何がしたいんだろう?」ということです。
しなくちゃいけないこととか、した方が良いことはたくさんあります。
でも、本当に自分がしたいことが、少しわからないときがあります。
したくないことなら、たくさんありますが(笑)。
そういえば、昔読んだ本かなにかに、こんなことが書いてあったように思います。
「したくないことを省いていった先に、したいことが見つかることもある」
なるほど、そういうこともあるんだぁ、と感心した記憶があります。
やりたいこと、したいことがない人も結構いると思います。
僕を含めたそういう人は、やりたくないことを省いていく方法も良さそうです。
プラスを探すのではなく、マイナスを消していく。
そんなイメージですね。
では、またー🐳
コメント